【山川草木】鐵道紀行
全国各地のローカル線を中心に、季節の鉄道風景を撮影しています。
HIGH RAIL (小海線)
手水の音響く (箱根登山鉄道)

2023.6.27 箱根登山鉄道 塔ノ沢駅
塔ノ沢駅構内の銭洗弁天の門をくぐると
すぐ左手に立派な龍の手水舎があります。
龍の口から水が流れ出る手水舎は、
龍が水を司る神様として崇められていたことが
由来とされています。
ここのご祭神は水を治める神様の瀬織津姫之大神
境内に響く手水の水の音が
列車の発車ベルにも聞こえました。
深沢銭洗弁天 (箱根登山鉄道)

2023.6.27 箱根登山鉄道 塔ノ沢駅
塔ノ沢駅構内の上りホームに面したところに
弁才天を祀る「深沢銭洗弁天」があります。
大正15年に小さな社を建ててお祀りしたのが始まりで
境内に用意されているひしゃくとザルでお金を洗うと
金運向上のご利益がある言われています。
静かな森の中、境内に響く池の水の音によって
心も体も洗われる感じがしました。
秘境駅の佇まい (箱根登山鉄道)

2023.6.27 箱根登山鉄道 塔ノ沢駅
2つのトンネルに挟まれた塔ノ沢駅は
辺りを深い緑に囲まれていて
駅の周辺には人家はありません。
駅へ通じる道も歩行者専用路しかなく、
1993年にトンネルを拡幅する際には、
重機などの機材搬入が不可能だったため
手掘りで作業が行われたそうです。
賑やかな箱根湯本の次の駅とは思えない
静かな佇まいの塔ノ沢駅は
まさに「秘境駅」と言ってもよいでしょう。
ルーティーン (箱根登山鉄道)
移ろう色に (箱根登山鉄道)

2023.6.26 箱根登山鉄道 上大平台信号場-大平台
紫陽花の色には赤、青、紫などがありますが、
その色は土のPH度によって変化して
酸性の場合は青色、中性は紫色、
アルカリ性だと赤色の花になります。
日本では酸性の土壌が多いため、
紫陽花も青色のものが多いのですが
落ち着いた紫色もまた素敵です。
急カーブの先から現れた列車が
線路際に咲く紫陽花を揺らしながら
ゆっくりと通過していきました。
紫陽花の径 (箱根登山鉄道)
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