【山川草木】鐵道紀行
全国各地のローカル線を中心に、季節の鉄道風景を撮影しています。
Lovers (富山港線)

2023.2.15 富山地方鉄道 富山港線 オークスカナルパークホテル富山-富山駅
富山駅の北口を出て正面の信号を渡ると
「Lovers - 恋人たち」という彫刻が目に飛び込んできます。
富山駅南北を走る路面電車の開通を記念して設置されたこの像は、
富山出身のアーチスト吉野美奈子氏による大理石の作品で
日本神話のイザナギ・イザナミを題材とした
愛と平和のシンボル・モニュメントになります。
ライトに照らされて白く浮き上がる恋人たちの横を
スマートなトラムが富山駅に向けて走って行きました。
Terminal (富山軌道線)
終着駅と車止め (万葉線)
雲湧く冬空 (万葉線)

2023.2.15 万葉線 中新湊-東新湊
海へと繋がる運河となっている内川に
路面電車がシルエット姿でやって来ました。
青空が現われて陽が差したか思うと
急に雪が降る不安定な天候の一日
むくむくを湧き上がる雲と白煙が
冬の北陸にやってきた実感が湧きます。
日の出前 (富山地方鉄道)

2023.2.17 富山地方鉄道 越中三郷-越中荏原
市街地から3000m級の山々を
間近に望むことができる富山市
ここ常願寺川に架かる橋梁からは
立山連峰の美しい姿を眺める事ができます。
白々と明けてきた峰々の背景が金色に変わり
冬の太陽が姿を現す5分前
2両編成の列車が鉄橋を渡って行きます。
冬の名残 (富山地方鉄道)

2023.2.16 富山地方鉄道 有峰口-千垣
世界でも有数の急流河川である常願寺川
その中流域に架かる全長117mの千垣橋梁は、
昭和12年に完成した美しいアーチを描く鉄道橋です。
下流域の富山平野ではすっかり雪も消えていましたが
この付近では、まだ冬の装いのまま。
時より木の枝から落下する雪の音と共に
静々と列車が鉄橋を渡っていきました。
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