【山川草木】鐵道紀行
全国各地のローカル線を中心に、季節の鉄道風景を撮影しています。
花咲く駅にて (秩父鉄道)

2022.6.24 秩父鉄道 武州日野駅
今が盛りと咲き誇るアナベルの向こう側、
駅のホームに下り列車が到着しました。
列車からは女性客が一人降りてきて
無人の改札口に向かって歩いて行きます。
武州日野駅の一日の乗降客数は平均100人前後、
旧荒川村の中心駅としては少し寂しい数字ですが
地域の拠点としての役割は変わりません。
駅長室 (秩父鉄道)

2022.6.24 秩父鉄道 武州日野駅
武州日野駅の駅本屋には
「駅長室」の看板が掲げられています。
最近では業務委託駅になっていて
駅係員が勤務していたのは週に5日。
2022年3月には完全に無人化されました。
梅雨明け後の暑さの中
人の気配がなくなった駅長室に
静かな時間が過ぎていきます。
暑さに強く (秩父鉄道)

2022.6.24 秩父鉄道 武州日野駅
セイヨウアジサイの別名を持つ
白い紫陽花の花、アナベル。
暑さや寒さ、病害虫にも強く
育て方も簡単ということで
近年、よく見かけるようになりました。
梅雨時期の天候の影響で
いつもの青や赤の紫陽花が見られなかった駅に、
たくさんのアナベルが緑の葉に映えていました。
華一輪 (秩父鉄道)

2022.6.24 秩父鉄道 武州日野駅
梅雨明けが異常に早かった今年ですが、
早い梅雨明けとその後の猛暑の影響でしょうか
今年の紫陽花は生育が今一つ良くない様子です。
訪れた武州日野駅でも、花を付けている株は僅か。
ようやく見つけた一輪の紫陽花は
緑の葉に隠れるように、ひっそりと咲いていました。
梅雨明け後の猛暑の中に咲いた一輪の紫陽花に
ひと時の涼を感じます。
仁多米の里 (木次線)

2022.5.16 JR木次線 出雲八代-出雲三成
仁多米(にたまい)とは奥出雲の仁多郡で収穫される
コシヒカリの産地ブランドで
国内のコンクールで何度も金賞を受賞しています。
昔ながらの棚田でたっぷりと太陽を浴び、
大きな寒暖差とミネラル豊富な水に恵まれて、
「東の魚沼コシヒカリ、西の仁多米」
と呼ばれる美味しいお米が育ちます。
訪れた季節は5月の中旬、
線路から見下ろす棚田には一面に水が張られ
田植えを待つばかりになっていました。
御礼
当Blogへご来訪いただきまして、ありがとうございます。
お陰様で、本日Blogを開設して10年を迎えることが出来ました。
拙作ばかりではございますが、これからも投稿を続けて行きますので
今後とも、よろしくお願いいたします。
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神話の舞台 (木次線)

2022.5.16 JR木次線 亀嵩-出雲三成
三井野原駅付近で分水嶺を越え
三段スイッチバックを下ってきた列車は
亀嵩-出雲三成間では斐伊川に沿って走ります。
出雲神話のヤマタノオロチ自身とも言われる斐伊川は
有史以来より幾度も氾濫を起こし、
下流に甚大な被害をもたらしていました。
ダム建設等の治水が進んだ現代においても
狭い川幅と荒々しい川底が
暴れ川の片鱗を覗かせています。
タイムスリップ (木次線)

2022.5.15 JR木次線 八川駅
使い込まれた出札所の木製カウンターと
そこに掲げられた青色のホーロー看板、
そこからホームへと繋がる木製の改札口
典型的な昭和の木造駅舎である八川駅は
現在は簡易委託駅となっているようですが
待合室の手入れは行き届いています。
昨今は利用者が極端に減少し、
到着した列車へ乗る人も降りる人も居ませんでしたが
何時までも綺麗な姿を保ってもらいたいと思います。
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