【山川草木】鐵道紀行
全国各地のローカル線を中心に、季節の鉄道風景を撮影しています。
関の沢橋梁 (大井川鐵道)

2020.11.14 大井川鐵道 井川線 尾盛-閑蔵
大井川水系のダム建設のために作られた井川線
深い谷を縫うように敷かれた路線には
日本でもっとも高い鉄道橋「関の沢橋梁」があります。
川底からの高さは70.8m
廃線となった高千穂鉄道の「高千穂橋梁」は
105メートルの高さがありましたが、
急峻な渓谷の中に架けられた「関の沢橋梁」の方が
迫力を感じました。
色づいた渓谷の大自然を楽しむように
奥大井の観光列車がゆっくりと渡っていきます。
秋麗 (大井川鐵道)

2020.11.14 大井川鐵道 青部-崎平
暖かい日が続いた今年の11月ですが
大井川の川岸の木々は川面を渡る冷気によって
赤や黄色に色づいていました。
鉄橋を渡る蒸気機関車には勇壮な煙はありませんが
その分長閑さを演出してくれます。
小さなロコにうららかな秋の陽が降りそそぎ
ゆっくりとした時間が流れていました。
途切れたレール 吾妻線(太子支線)

2020.10.25 吾妻線(太子支線) 太子駅
鉱石運搬を目的に敷設された吾妻線の太子駅
その積み出しに使われたホッパーが保存されています。
長年放置され土砂に埋まった部分を掘り出して整備されたとの事ですが、
その下には一部レールが残されています。
戦後の高度経済成長期に京浜地区まで繋がっていたレールは
その役割を終えたホッパーと共に静かに眠っています。
category: ◇遺構・展示
太子駅跡 吾妻線(太子支線)

2020.10.25 吾妻線(太子支線) 太子駅
吾妻線の長野原駅(現長野原草津口駅)から
山間に延びていた太子支線
鉱石運搬を目的に敷設された路線は
1970年に営業運転を終了しましたが、
終点太子駅は2018年に鉄道遺構として整備されました。
新たに土盛されたホームや駅名標が整備され
当時使われたホッパーも見ることができ、
旧駅舎を模した展示室もあります。
気軽に訪れることができる鉄道遺産として
誰にでもお勧めできるポイントです。
丘の上から (長野電鉄)

2020.10.24 長野電鉄 夜間瀬-信濃竹原
高社山の斜面に広大に拡がるリンゴ畑から
夜間瀬川橋梁を狙ってみようと、丘に登ります。
しかし、リンゴの樹の背丈は思いのほか高く、
折り重なるような樹々の隙間から
赤と白の「スノーモンキー」を捕まえることが出来ました。
帰路ではSAにて「シナノスイート」5個入を450円で購入
美味しいリンゴを目当てに、来年も再訪したいと思います。
第二の人生 (長野電鉄)

2020.10.24 長野電鉄 夜間瀬-上条
赤い実を付けたリンゴ畑の中から
地下鉄日比谷線用で運用されていた
元東京メトロ03系の「3000系」電車がやってきました。
先頭車両の前面にはコーポ―レートカラーの赤色の帯が入り
日比谷線時代と比べて、キリリと引き締まった印象になっています。
大手私鉄や地下鉄で運用されていた車両が、
地方鉄道で第二の人生を過ごすことが増えていますが
この3000系も末永く活躍して貰いたいと思います。
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