【山川草木】鐵道紀行
全国各地のローカル線を中心に、季節の鉄道風景を撮影しています。
博多の台所 (西鉄福岡市内線)

1978.12 西鉄福岡市内線 柳橋
柳橋電停付近にある「柳橋連合市場」
創立は昭和初期の様ですが、
大きく発達したのは終戦後になります。
昭和50年代でも戦後の「闇市」の気配も漂っていましたが
中のお店は新鮮な鮮魚や海産加工品・果物、青果などの食材があり、
料理人やグルメ好きな方が多く訪れる
隠れた観光スポットにもなっているそうです。
しかしながら、ホテル建設の噂もあり
体験できるもの今のうちかもしれません。
住吉神社 (西鉄福岡市内線)

1978.11 西鉄福岡市内線 住吉
住吉電停のすぐ傍に住吉神社の南門がありました。
この南門からは直接本殿が見通すことができないため、
どんな神社なのかよく知らなかったのですが、
なんと、全国2千数百社ある住吉神社の始祖であり
海にまつわる神として信仰された由緒正しい社だそうです。
博多2000年の歴史を物語るような神社ではありますが
付近はいたって庶民的な街
散歩中の老人もふらりとやって来きます。
町名遷移 (西鉄福岡市内線)

1978.11 西鉄福岡市内線 駅前四丁目
博多駅前から天神方面へ市電に乗って進むと
「駅前四丁目」という電停がありました。
元々はこの辺りは「人参町」や「平松町」と言われた様ですが
1963年、博多駅が現在の位置に移転した際に
道路や街並みが大きく変わり、
町名も「博多駅前〇丁目」という
無味乾燥な名前に変わってしまいました。
古い地名は残してもらいたいものですが、
そこは、弥生時代から常に変わり続ける
博多の街ならではの事象なのでしょう。
想いを馳せる (三岐鉄道北勢線)

2020.6.25 三岐鉄道北勢線 馬道駅
馬道駅の西側にこんもりと盛り上がった小山があります。
走井山公園と言って、今は桜の名所になっていますが
戦国時代、ここには矢田城という城があった場所になります。
矢田城は、織田信長の伊勢侵攻の際に落城すると、
その後、長島一向一揆攻略の最前線基地として使用されたという、
教科書にも記述されているレベルの戦に係わる城でした。
当時の遺構は残っていませんが
桜の時期に訪れて、想いを馳せるのもよいですね。
大輪 (三岐鉄道北勢線)

2020.6.25 三岐鉄道北勢線 馬道駅
蒸し暑い梅雨の頃、爽やかな色合いで
辺りを涼しげにしてくれる紫陽花の花
馬道駅からお寺にに登る参道の途中に、
サッカーボールほどの大きさの
大輪の紫陽花を見つけました。
ゴージャスな色の形に魅入られて
階段下の黄色い電車は今回は脇役です。
大雨で被災された皆様へ
日本付近に停滞した活発な梅雨前線により
記録的な豪雨がもたらされ、各地で水害や土砂崩れ等が発生しています。
被害を受けられた皆さまに、謹んでお見舞い申し上げますとともに、
一日も早い復旧と皆さまのご健康を心よりお祈り申し上げます。
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地蔵尊と駅と (三岐鉄道北勢線)

2020.6.25 三岐鉄道北勢線 馬道駅
北勢線馬道駅は、始点の西桑名の次の駅で
住宅街の真ん中にあります。
駅のすぐ傍には延命地蔵尊があり
灯篭や大きな樹が茂り、中々風情のあるところ。
折から振り出した梅雨の雨にも
大きな木陰で雨宿り
緑深きオアシスような地蔵尊でした。
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