【山川草木】鐵道紀行
全国各地のローカル線を中心に、季節の鉄道風景を撮影しています。
雨露に濡れて (三岐鉄道北勢線)

2020.6.25 三岐鉄道北勢線 馬道駅
線路幅が狭いナローゲージの北勢線
その小さな駅のホームに傍らに
雨粒を付けて咲くアガパンサスの花を見つけました。
和名で「紫君子蘭」と言うアガパンサス
涼やかで可憐な姿から
「知的な装い」という花言葉を持ちます。
薄紫の爽やかな色合いは
雨上がりに涼やかな風を運んで来ました。
ウォーミングアップ (東武東上線)

2020.6.20 東武東上線 玉淀-鉢形
関東平野を代表する大河の「荒川」も
中流域まで遡ると川幅が狭くなってきます。
この辺りは河川敷は高速道路のICも近く
休日は都会からやって来る家族連れや
キャンパー達で賑わいます。
夏本番までは少し間がある梅雨の晴れ間、
ウォーミングアップを兼ねたキャンパー達は
爽やかな川風を思い思いに楽しんでいました。
梅雨の花 (東武東上線)

2020.6.07 東武東上線 東武竹沢-男衾
梅雨を知らせる花「タチアオイ」
線路端に紅色やピンク、白など
色とりどりの綺麗な花を咲かせていました。
梅雨入りの頃に花が咲きはじめ、
一番上まで花が咲くと梅雨明けと言われていますが
6月上旬の撮影にも関わらず、
かなり上の方まで咲いています。
今年の梅雨明けは早いのでしょうか。
でも、猛暑だけは勘弁願いたいものですね。
落とし種 (東武東上線)

2020.6.07 東武東上線 東武竹沢-男衾
数年前、この場所を訪れた時は
一面にポピーの花が咲いていました。
次の年から見かけなくなっていましたが
今年は何輪かの花が咲いているのを見つけました。
咲いている場所はすっかり狭くなっていましたが
毎年種を落として、世代を繋いでいたようです。
来年は盛りの時期に訪れてみたいと思います。
初夏の風渡る (秩父鉄道)

2020.6.07 秩父鉄道 上長瀞-親鼻
爽やかな初夏の風渡る荒川橋梁の下
流行りのSUP(スタンドアップパドルボード)で
川遊びに興じる若者に出会いました。
様々な川遊びが出来る長瀞ですが
ライン下りやラフティングも再開され
少しづつ賑やかさが戻りつつあります。
今はまだ静かな川岸ですが
たくさんの声が響くのを心待ちにしています。
時代を偲ぶ (日田彦山線)

2011.11.14 JR日田彦山線 採銅所駅
香春周辺で銅の採掘が始まったのは、
8世紀初頭の奈良時代
その故事に由来する採銅所駅ですが
駅の南側には複線幅の小さなトンネルが望めます。
広々とした開口部を持つこの「採銅所トンネル」は
筑豊の石炭を積出港である東小倉に輸送するために
将来の輸送力増強を見越して複線幅で掘削されたもの
複線での運用はありませんでしたが
時代を偲ぶ重厚な鉄道遺産を
駅のホームから間近に見ることができます。
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