【山川草木】鐵道紀行
全国各地のローカル線を中心に、季節の鉄道風景を撮影しています。
香春岳と共に (日田彦山線)
夜明は来ず (日田彦山線)
駅ビルと百貨店 (西鉄福岡市内線)

1978.11 西鉄福岡市内線 博多駅前
昭和50年代の福岡市には、
天神の岩田屋、中州の玉屋、呉服町の大丸、
そして博多駅の井筒屋と、大きな百貨店が4店舗ありました。
博多駅に併設してする博多ステーションビルに入店していた
「井筒屋」ですが、九州新幹線博多延伸に伴う再開発で
2007年に撤退となりました。
他の3店舗も、現在同じ場所で営業を行っている店舗はなく
小売業界の競争の激しさや変化の大きさを感じます。
今では九州一円からたくさんの人が集まる福岡市
百貨店やショッピングモールだけでなく
変化を続けていくことでしょう。
大博通り (西鉄福岡市内線)

1979.01 西鉄福岡市内線 祇園町
緑橋電停を過ぎ、祇園町の交差点を左に曲がると
祇園町電停がありました。
路面電車が走る片側4車線の大きな通りは「大博通り」
博多駅から福岡港まで一気に貫いています。
博多の夏を告げる祭り博多祇園山笠では
舁き山が大博通り入ると道幅の広さのに幻惑され、
蛇行しながら進んで行くことでも有名です。
近代的なビルや道路と伝統のある祭りが共存する
博多を象徴する街と言ってもよいでしょう。
御笠川今昔 (西鉄福岡市内線)

1979.01 西鉄福岡市内線 緑橋
緑橋電停のすぐ脇には御笠川が流れ
市内電車は専用の鉄橋で渡っていました。
昭和の時代、政令都市のなかで唯一、一級河川がない福岡市は
中小の河川に生活排水等が流れ込み
御笠川をはじめ、どの川もあまり綺麗な状態ではありませんでした。
その後、護岸工事が行われ下水設備が整備され
今では見違えるようになった御笠川ですが、
昭和の時代の一面を垣間見たような気がします。
伝統と文化 (西鉄福岡市内線)

1979.01 西鉄福岡市内線 福高前
昨今の焼酎ブームの影響でしょうか
九州といえば焼酎というイメージになっていますが
北部九州地方はお酒といえば日本酒がスタンダード
その博多の酒といえば福高前電停脇にある石蔵酒造さんが
「博多百年蔵」といわれる明治以来の伝統を今に繋いでいます。
白壁土蔵にレンガの煙突の印象的な建物群は
隣接する福岡高校の建物と共に有形文化財として登録され、
今も現役の酒蔵として使用中
食事や宴会も楽しめるようですので、
おいしいお酒と共に、博多の文化を体験してみたいと思います。
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