【山川草木】鐵道紀行
全国各地のローカル線を中心に、季節の鉄道風景を撮影しています。
津々浦々 (北陸本線)

2011.8.17 JR北陸本線 水橋-東富山
新幹線接続特急として、またL特急として活躍した485系
直流・交流50Hz・60Hzに対応し、
全国の電化区間を走った電車特急は
赤とベージュに塗り分けられ
緑の田圃の中を走る姿がよく似合ったものでした。
都市間を結ぶ交通機関も、今や高速バスが全盛ですが
帰省にビジネスにたくさんの乗客を乗せた特急列車は
皆の記憶の中に刻まれていることでしょう。
故郷を繋ぐ (東北本線)

2015.8.03 JR東北本線 蒲須坂-片岡
この夏、お盆休みを利用して
故郷に帰省された方々も多いことでしょう。
かつては都会と故郷を繋いでいた寝台列車、
その中でも「ブルートレイン」と呼ばれた青い寝台特急列車は
皆の憧れでもありましたが、
帰省客などの大量の乗客を輸送するという
重要な役割を担っていました。
首都圏を発着する最後のブルートレインとなった
北斗星が廃止になって、はや三年
帰省の度に利用した寝台列車の記憶は
少しづつ消え行くのでしょうか。
夏草茂る夕暮

1978.7.23 山陰本線 青野駅
太陽が西に傾き、暑かった1日が終わる頃
シャツ一枚になった駅員が
荷物を積んだ荷車を引いていました。
荷物輸送を鉄道が担っていた頃
列車には荷物車や郵便車が併結され、
新聞や小荷物、郵便物を日本各地に届けていました。
非効率と言われながら生き残っていた長距離普通列車は
その役割の為に、運行されていたのかもしれません。
夏草茂る夕暮れの駅に
昭和の鉄道を思い出します。
真夏の小休止

1978.7.23 山陰本線 小田駅
「ガタン」と列車が停車すると
窓を開け放した古い客車の車内には
扇風機の音だけが聞こえていました。
夏の山陰路 うだるような昼下がり
小さな待合室がある小駅で、
静かに交換列車を待ちます。
早朝に出立した普通列車の旅は、まだまだこれから
一息入れたら、また出発です。
猛暑の予感 (しなの鉄道)

2018.7.23 しなの鉄道 信濃追分-御代田
台風の影響で少し涼しくなったのも束の間
再び猛暑がぶり返してきました。
標高1000m付近 信濃追分駅付近では
朝のうちに拡がった筋雲も 形が崩れ
夏雲が顔を覗かせて始めました。
高原の涼しさも どこへやら
今日も暑い1日のなりそうです。
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