【山川草木】鐵道紀行
全国各地のローカル線を中心に、季節の鉄道風景を撮影しています。
雪明り (花輪線)

2018.2.11 JR花輪線 松尾八幡平駅
白々と夜が明けて来る頃
始発列車の到着を待つ駅が
雪明りに照らされます。
明けやらぬ駅舎には、まだ人影もありません。
肌に突き刺す冷気の中で
小さな駅の1日が静かに始まろうとしています。
雪を蹴散らす (秋田内陸縦貫鉄道)

2018.2.12 秋田内陸縦貫鉄道 阿仁マタギ-戸沢
比立内から奥阿仁方面へ向かうと
大粒の雪が強く降って着ました。
線路沿いの木立ちも霞むような雪景色は
この地方が豪雪地帯であることの証。
その一面白く煙る世界の中を
内陸線の列車が雪を蹴散らしながらやって来ました。
厳しい自然と闘う小さな車両の姿は、
鉄路の運行に関わるすべての方々の姿なのかも知れません。
大又川橋梁 (秋田内陸縦貫鉄道)

2018.2.12 秋田内陸縦貫鉄道 萱草-笑内
内陸線のポスターなどによく使用されている「大又川橋梁」は
赤い橋脚が雪景色に映える沿線屈指の絶景ポイントです。
本日の列車は、大サービスの2両編成
乗客に楽しんでもらうよう、ゆっくりと通過していきます。
雪を纏った針葉樹と広葉樹、
眼下に流れる阿仁川の景色が
観光客の眼を楽しませていることでしょう。
粉雪舞う (秋田内陸縦貫鉄道)

2018.2.12 秋田内陸縦貫鉄道 松葉-羽後長戸呂
粉雪舞う中、内陸線の列車がやって来ました。
北陸地方を中心とした大雪は
ここ秋田でも断続的に降りしきります。
雪と闘う寡黙な列車に
健闘を称えたいと思います。
雪雲来襲 (津軽鉄道)

2012.2.26 津軽鉄道 津軽飯詰-五農校前
つい先程まで晴れていた青空が
みるみるうちに黒い雲に覆われて行きます。
北国の冬は天候が変わりやすいと言われますが
日本海からの風が吹き抜ける津軽半島では
それがなお一層顕著な様子。
荒れた天候も津軽の証
厳しい冬がまだまだ続きます。
雪中行軍 (津軽鉄道)

2012.2.26 津軽鉄道 津軽飯詰-毘沙門
首都圏では今年2回目の雪が降りましたが、
北国での降雪は毎日のこと。
この日のストーブ列車も定刻より40分遅れて
林の影から現れました。
降りしきる雪をスノープラウで掻き分けて
力走する列車には
厳しい自然と対峙する強さと覚悟を感じます。
| h o m e |