【山川草木】鐵道紀行
全国各地のローカル線を中心に、季節の鉄道風景を撮影しています。
街道の大樟 (筑豊電鉄)

2017.6.14 筑豊電鉄 感田駅
感田駅のすぐ脇に大きな樟(くす)の樹が茂った
阿高神社があります。
境内には10本あまりの大木があるようで
一番古いものは樹齢500年にもなるそうです。
神社の目の前は長崎街道
江戸時代には小倉と長崎を結ぶ重要な道でした。
参勤交代の武士達も見上げた大樟の下を
路面電車が静に発車していきます。
梅雨入り十日 (筑豊電鉄)

2017.6.14 筑豊電鉄 筑豊直方-感田
梅雨入りが宣言されて十日あまり経ちますが
今年はカラッとした天気が多いようで
梅雨の最中である事を忘れてしまいそうです。
そのさわやかな青空の元で
遠賀川にかかる鉄橋を小さな連接車がやってきました。
おもちゃのような、模型のような可愛い車両が
碧い梅雨空によく似合っていました。
田植えの頃 (筑豊電鉄)

2017.6.14 筑豊電鉄 筑豊香月-楠橋
一家総出で行われていた田植えも今や昔
農機具の普及でその風情も、様変わりいたしました。
あぜ道に準備した苗床に水をかけて
後は田植え機の到着を待つばかり。
少ない従事者でも農作業が可能なように
省力化が進みましたが、
作物に対する愛情は昔と変わらないのでしょうね。
緑の季節 (飯田線)
境界の隋道 (山陽本線)

2017.4.12 JR山陽本線 瀬野-八本松
峠によって商圏や文化圏が分かれることがありますが
ここ「セノハチ」は広島市と東広島市の境界になります。
東広島市の中心地である西条は
20万人に近い人口を誇る清酒と学園の街
お隣の広島市とは異なる文化を持つ街同士を
今日も鉄路が結びます。
e-Power (山陽本線)

2017.4.13 JR山陽本線 瀬野-八本松
セノハチの峠越えをサポートする後補機は
古くはD52、EF59を経て、
現在はEF210およびEF67が務めています。
現代のシェルパ達に、そのパワーを供給するのが変電所
地味な施設ではありますが、鉄道輸送には欠かせない存在です。
縁の下の力持ちのが、今日も日本の物流の支えています。
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