【山川草木】鐵道紀行
全国各地のローカル線を中心に、季節の鉄道風景を撮影しています。
夏雲 (秩父鉄道)

2013.7.28 秩父鉄道 波久礼-樋口
梅雨が明けて暫くは暑い日が続きましたが、
最近は不順な天候が続いていますね。
久しぶりに晴れ間を見つけた日曜日、
SLを撮影に出かけたポイントで
モクモクと立ち上る夏雲を見つけました。
遠い昔、夏休みに見上げた空を思い出します。
仙崎旅情
終着駅

2011.07.25 JR山陰本線(仙崎支線) 仙崎駅
終着駅には独特の雰囲気があると言われます。
頼りなげに伸びる2本のレール、
ホームのコンクリートの隙間から大きく伸びた雑草
次の列車までの線路からこちらを覗く猫。
旅情というよりも、時代から取り残された風景なのでしょうか
一両編成のディーゼルカーの到着を待っていました。
Aero Dynamics
夏の記憶
美人薄命

1976.07.26 福知山線(旧線) 武田尾-道場
「54」の番号が付く機関車は悲運のものが多いようです。
DD54型ディーゼル機関車もそのひとつで
非電化区間の亜幹線用に導入された最新鋭の機関車でしたが
初期故障と労働運動の翻弄されて、わずか12年足らずで姿を消してしまいました。
撮影した1976年の夏は全廃の2年前、今では新線開通で廃線となった武田尾付近の渓谷に
その美しい深紅の姿を見せてくれました。
個性的な美人は強烈な印象を残して、短い一生を駆け抜けて行きました。
タブレットキャッチャー (山陰本線)

1976.07.30 山陰本線(旧線) 保津峡駅
タブレットによる閉塞が一般的であったころ、
DF50をはじめ非電化区間を走るディーゼル機関車には
タブレットキャッチャーが取り付けられていました。
「ヒト」と「モノ」で列車の安全を確保していた時代を思い出させます。
保津峡追憶 (山陰本線)

1976.07.30 山陰本線(旧線) 保津峡駅
もう40年近く前の夏休みのことです。
鉄道雑誌で見た保津峡を行く列車の写真をどうしても撮りたくて、
父のカメラを借りて保津峡にやってきました。
駅前の吊り橋を渡り、川向こうに見えたカードレールを目指して
道路を登っていったことを思い出します。
今では嵯峨野観光鉄道として観光路線となった保津峡駅周辺ですが、
撮影した朝の時間帯は列車の運行密度が高く、
DF50やDD51、DD54牽引の客車列車が矢継ぎ早に到着して、
立派な通勤路線の様相を呈していました。
山影にそよぐ涼風と強い日差しが今でも記憶の中に残っています。
夏の花々

2011.07.17 JR小海線 高岩駅
夏の花たちは原色が多いような気がします。
強烈な日差しに負けないように自己主張が必要なのでしょうか、
前ボケを使っても存在感があります。
※Blogを始めて1年になりました。
拙い写真ばかりですが、これからもご笑覧いただけると幸甚です。
赤い欄干
お立ち台にて
時代の証人 (御殿場線)
あさぎりとあじさい (御殿場線)

2013.06.29 JR御殿場線 山北ー谷峨
桜の名所がある山北駅西側の切り通し、
カメラマンで賑わった桜の時期を過ぎるとあじさいの花が主役です。
青紫のあじさいの花が BULE METALLIC の特急「あさぎり」を迎えます。
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