【山川草木】鐵道紀行
全国各地のローカル線を中心に、季節の鉄道風景を撮影しています。
100日咲く花 (東武東上線)

2023.9.05 東武東上線 男衾-鉢形
「百日紅」は初夏から秋までの長い期間、
花を咲かせる花木です。
「100日間、紅の花を咲かせる」事が
その名前の由来となりますが、
実際には、一度咲いた枝先から
再度芽が出て花をつけるため、
長い間咲いているように見えるそうです。
道端に鮮やかに咲く百日紅は
遠くを駆けてゆく電車を
今日も見送っていました。
夏の延長戦 (東武東上線)

2023.9.05 東武東上線 男衾-鉢形
電車から外を眺めていると
大きな百日紅の樹を見つけました。
近くまで来てみると、
樹高が10mはあろうかという立派な樹に
赤い花がたくさん咲いています。
まだまだ暑さが続く9月の上旬
湧き上がる夏の雲と共に
夏の延長戦が続きます。
はぜ掛けの頃 (東武東上線)
川面の風 (東武東上線)

2021.7.17 東武東上線 玉淀-鉢形
昨今のアウトドアブームで河原は人気のスポット
休日ともなればあちこちから
キャンパーが集まってきます。
ジムニーの横に張られたテントには家主は不在
どうやら釣りに出かけたようです。
強い日差しが照り付ける午後
川面を渡る風に、白いシャツが揺れていました。
荒川を渡る (東武東上線)

2021.7.17 東武東上線 玉淀-鉢形
荒川を渡る鉄道橋の中では
秩父鉄道のレンガ造りの荒川橋梁が有名ですが
東上線の橋梁も美しいトラス構造を見せてくれます。
夏の太陽が照り付けるゴツゴツとした河原には
数日来の雨にもかかわらず
川の水は清らかに流れていました。
列車を眺めるもよし、水遊びをするもよし
夏を楽しめる荒川でした。
ウォーミングアップ (東武東上線)

2020.6.20 東武東上線 玉淀-鉢形
関東平野を代表する大河の「荒川」も
中流域まで遡ると川幅が狭くなってきます。
この辺りは河川敷は高速道路のICも近く
休日は都会からやって来る家族連れや
キャンパー達で賑わいます。
夏本番までは少し間がある梅雨の晴れ間、
ウォーミングアップを兼ねたキャンパー達は
爽やかな川風を思い思いに楽しんでいました。
梅雨の花 (東武東上線)

2020.6.07 東武東上線 東武竹沢-男衾
梅雨を知らせる花「タチアオイ」
線路端に紅色やピンク、白など
色とりどりの綺麗な花を咲かせていました。
梅雨入りの頃に花が咲きはじめ、
一番上まで花が咲くと梅雨明けと言われていますが
6月上旬の撮影にも関わらず、
かなり上の方まで咲いています。
今年の梅雨明けは早いのでしょうか。
でも、猛暑だけは勘弁願いたいものですね。
落とし種 (東武東上線)

2020.6.07 東武東上線 東武竹沢-男衾
数年前、この場所を訪れた時は
一面にポピーの花が咲いていました。
次の年から見かけなくなっていましたが
今年は何輪かの花が咲いているのを見つけました。
咲いている場所はすっかり狭くなっていましたが
毎年種を落として、世代を繋いでいたようです。
来年は盛りの時期に訪れてみたいと思います。
お花畑で (東武東上線)

2017.5.06 東武東上線 東武竹沢-男衾
撮影地に移動する途中で線路脇に
一面のポピー畑を見つけました。
三脚をセットして列車の通過を待っていると
ご婦人から声を掛けられました。
なんでも、線路脇ご自分の畑に種を蒔いて育てたそうで
最近では、鉄道ファンもやって来るそうです。
沿線の方々の善意で、よい写真を撮影することができました。
感謝の気持ちを忘れずにいたいものです。
息吹き (東武東上線)

2017.04.09 東武東上線 小川町-武蔵嵐山
小高い山に登ってみると、そこには里山が開けていました。
ゴルフ場とその周りに残る雑木林は、
芽吹始めた若葉と満開の桜の花が
春本番を告げています。
生命が息吹く、仲春の候です。