【山川草木】鐵道紀行
全国各地のローカル線を中心に、季節の鉄道風景を撮影しています。
春の陽落ちて (八高線)

2022.4.01 JR八高線 小川町-明覚
太陽が西の空に沈み
辺りが暗くなる頃
桜の花もより鮮やかな表情に変わります。
刻々と変わりゆく夕暮れの光の中で
列車を待つこと暫し
黄昏に浮かび上がった花の向こう側を
シルエット姿の列車が
静かに通り過ぎて行きました。
小さな春 (八高線)

2022.4.01 JR八高線 松久-児玉
遠くに鉄橋と桜並木を望む場所で
アングルを探していたところ
黄色いタンポポの花を見つけました。
桜が咲き誇る対岸の土手は
華やかな装いですが、
道行く人々も気にも留めない小さい花に
春を感じた一コマでした。
季節の移ろい (八高線)
梅見月 (八高線)

2022.3.14 JR八高線 小川町-明覚
現在の3月は、旧暦で言うと
おおよそ2月「如月(きさらぎ)」に当たり、
別名「梅見月(うめみづき)」とも呼ばれていました。
今では花見と言えば桜が一般的ですが、
江戸時代は「梅に始まり菊に終わる」とも言われ、
1年の最初の花見が梅見であったそうです。
古くから日本人に親しまれてきた梅の花
今年も満開の姿をを見せてくれました。
春の便り (八高線)

2022.3.11 JR八高線 明覚-越生
伊豆で河津桜を撮影した後に、
梅の花の撮影に出かけました。
枝先に咲く小さな白い花は
ほのかな香りと共に
春の到来が近いことを知らせてくれます。
ガタンゴトンと響く列車の音も軽やかに
穏やかな春風が吹いていた午後です。
ピンクの絨毯 (八高線)
秋晴れの午後 (八高線)

2021.10.02 JR八高線 明覚-小川町
ポカポカと暖かい秋晴れの午後
写真撮影に出掛けた先で
満開のコスモスに出会いました。
コスモスの花言葉は「調和」と「謙虚」
可憐な花にぴったりな花言葉だと思います。
ピンクや赤い花々は折からの南風に揺られ
まるで手を振っているかのように
普通列車を出迎えてくれました。
谷戸の秋景色 (八高線)

2021.10.02 JR八高線 明覚-小川町
小川町を出た高麗川行きの列車は
丘陵地が川によって浸食された谷状の地形の
谷戸(やと)に沿って登っていきます。
季節は10月 谷戸に開かれた小さな田圃では
すでに稲刈りが終わっているところが見かけられました。
今年も無事に収穫出来て何よりです、
美味しいお米が戴けそうです。
暑さ寒さも (八高線)

2021.9.13 JR八高線 丹荘-群馬藤岡
「暑さ寒さも彼岸まで」と言う諺があります。
日中はまだ30℃を超える暑さになりますが、
朝晩は過ごしやすくなりました。
この季節になると路傍の主役は
田圃や土手などに咲く彼岸花。
鮮やかな赤色が、秋の到来を告げています。
写真撮影にも良い季節になりました、
来月には少し遠出もしてみたいと思います。
摩訶不思議 (八高線)

2021.9.13 JR八高線 丹荘-群馬藤岡
鉄道沿線では不思議な光景に出会うことがありますが、
今回は赤紫色の実を付けたサボテンが群生している場所がありました。
これのサボテンが生えている場所ですが、なんと田圃の脇。
乾燥した環境を好むと思われますが
真反対の湿潤な環境でも育つのですね。
なんの変哲もない場所での、摩訶不思議な光景でした。