【山川草木】鐵道紀行
全国各地のローカル線を中心に、季節の鉄道風景を撮影しています。
気まぐれ (津軽鉄道)
雪雲来襲 (津軽鉄道)

2012.2.26 津軽鉄道 津軽飯詰-五農校前
つい先程まで晴れていた青空が
みるみるうちに黒い雲に覆われて行きます。
北国の冬は天候が変わりやすいと言われますが
日本海からの風が吹き抜ける津軽半島では
それがなお一層顕著な様子。
荒れた天候も津軽の証
厳しい冬がまだまだ続きます。
雪中行軍 (津軽鉄道)

2012.2.26 津軽鉄道 津軽飯詰-毘沙門
首都圏では今年2回目の雪が降りましたが、
北国での降雪は毎日のこと。
この日のストーブ列車も定刻より40分遅れて
林の影から現れました。
降りしきる雪をスノープラウで掻き分けて
力走する列車には
厳しい自然と対峙する強さと覚悟を感じます。
粉雪の中へ (津軽鉄道)

2012.2.26 津軽鉄道 毘沙門-嘉瀬
今年は全国的に強い寒気が流れ込んで
都心でも大雪となるような寒い日が続いています。
鉄道運行の障害となる大雪も
雪国の鉄道はそれも当たり前
雪降り中、終点の津軽中里に向けて
降りしきる粉雪の中へ列車が消えていきました。
共同作業 (津軽鉄道)
喫茶店「驛舎」 (津軽鉄道)

2012.02.27 津軽鉄道 芦野公園駅
芦野公園駅では、旧駅舎を改装した喫茶店「驛舎」が営業していますが
店内から駅ホームへの出入り口の上に、津軽凧が掲げられていました。
凧の骨組みは一般には竹を使いますが、寒冷な津軽では竹が育たないため
津軽凧はヒバで骨を作るそうです。
民芸品や伝統は、その土地の風土がそのものが現れるものだと感じました。
三筋の光跡 (津軽鉄道()

2012.02.26 津軽鉄道 五農校前-津軽飯詰
漆黒の闇の中に三筋のライトが闇夜と吹雪を照らしてやってきました。
とんなに厳し環境でもしっかり前を向いて進む勇気を
小さな列車から教えてもらえました。
春は遠からじ (津軽鉄道)

2012.02.26 津軽鉄道 毘沙門-津軽飯詰
日本海からの強風に煽られ、今にもよろめきそうな列車がやってきました。
線路との境目がなくなった雪原と弱弱しく傾いた電柱が津軽の冬の厳しさを物語っています。
その列車のヘッドマークには、桜色の「合格」の文字が掲げられていました、
雪国の春も手の届くところまできています。
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