【山川草木】鐵道紀行
全国各地のローカル線を中心に、季節の鉄道風景を撮影しています。
故郷を繋ぐ (東北本線)

2015.8.03 JR東北本線 蒲須坂-片岡
この夏、お盆休みを利用して
故郷に帰省された方々も多いことでしょう。
かつては都会と故郷を繋いでいた寝台列車、
その中でも「ブルートレイン」と呼ばれた青い寝台特急列車は
皆の憧れでもありましたが、
帰省客などの大量の乗客を輸送するという
重要な役割を担っていました。
首都圏を発着する最後のブルートレインとなった
北斗星が廃止になって、はや三年
帰省の度に利用した寝台列車の記憶は
少しづつ消え行くのでしょうか。
リバイバル (東北本線)

2016.06.04 JR東北本線 黒田原ー豊原
昭和50年代、全国各地では機関車牽引の客車列車が数多く残っていました。
硬い座席に座り、ニスの匂いを嗅ぎながら
一駅一駅、ゆっくりと旅をしていた頃を思い出します。
昨今ではリバイバル運行されることがある客車列車に
昔を懐かしみつつ、一度乗車してみたいと思います。
夜汽車 (東北本線)

2014.08.27 JR東北本線 青森駅
8月22日 寝台特急「北斗星」の運転が終了となりました。
全国を駆け回った碧い寝台列車も、今やこの「はまなす」を残すのみ
傷みが目立つ車両ですが夜も更けたホームに佇む姿は
在りしの輝きを放っていました。
朝の風景 (東北本線)

2015.7.12 JR東北本線 片岡-蒲須坂
青々と育った稲穂に夏の朝日が照り付けます
夏休みに初めて乗った夜行列車、
寝不足のままで迎えた車窓にも同じ風景が広がっていました。
乗客の思い出と記憶を載せて、一路終着駅に向かいます。
花散らしの風 (東北本線)

2015.04.16 JR東北本線 船岡-大河原
満開のサクラを強い風が揺らしています。
たまらず線路に舞い落ちた花たちですが、
通過列車の風でもう一度舞い上がっていました。
咲いてもよし、散ってもよし、サクラの花に春を感じます。
桜前線北上中 (東北本線)

2015.04.16 JR東北本線 船岡-大河原
3月21日に鹿児島で発表されたソメイヨシノの開花宣言から約4週間、
満開の桜は東北地方の宮城県白石川にやって来ました。
一目千本桜と呼ばれる1200本の桜並木の下、
春の便りを乗せて貨物列車が北上して行きます。
駅のベンチで (東北本線)

2013.12.29 JR東北本線 上野駅
駅のベンチに座り時間待ちをする人々がいました。
本を読む人・ホームを眺める人、パンを食べる親子と
その行動は見事にバラバラです。
さまざまな人が行き交う「駅」ならでは風景です。
歌碑の前にて (東北本線)

2012.12.29 JR東北本線 上野駅
上野駅15番線の車止め前に石川啄木の歌碑が立っています。
日ごろは素通りしてしまうこの歌碑の前ですが、
帰省のシーズンなると足を止めてしまいます。
上野始発の長距離列車の本数もすっかり少なくなりましたが、
今年もたくさんの人たちの笑顔を乗せて、
ふるさと行きの列車が発車していきます。
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