【山川草木】鐵道紀行
全国各地のローカル線を中心に、季節の鉄道風景を撮影しています。
昼の始発電車 (弘南鉄道)

2021.1.08 弘南鉄道弘南線 弘前東高前駅
雪と強風の影響で、運転を見合わせていた弘南線も
お昼過ぎにやっと動き出しました。
しかし、やって来た始発電車に乗り降りする乗客はなく
雪のホームに足跡が付くことはありません。
次の駅を目指して走り去る電車を
綿帽子を被ったホーム上屋が静かに見送っていました。
白と銀色の世界 (弘南鉄道)

2021.1.08 弘南鉄道大鰐線 石川-石川プール前
昨夜来の暴風雪で運休となっていた大鰐線も
午後になって運転再開となりました。
降り積もった雪は田圃を白く覆い隠し
背後の小山も銀色に彩色しています。
青い空が広がる白と銀色の世界
ステンレス車体の7000系電車が
その中に溶け込むようにやって来ました。
飯豊山系遠望 (磐越西線)

2021.4.11 JR磐越西線 山都-喜多方
手前には建設当時東洋一の規模を誇った一ノ戸川橋梁。
奥には福島県と新潟県、山形県の三県にまたがり
数メートルの雪に包まれる飯豊山地。
晴天に恵まれた素晴らしいロケーションの中を
GV-E400系の快速「あがの」がやってきました。
SLばんえつ物語号の通過は2時間半後
鉄道ファンも誰もい居ない長閑な時間を
独り占めすることが出来ました。
急客機健在 (磐越西線)

2021.4.11 JR磐越西線 尾登ー荻野
綺麗な煙を吐きながら
S字カーブの勾配に挑むC57
終戦後まもなく急客機として製造された180号機にとって
SLばんえつ物語号の編成は重量級の客車7両。
決して楽な仕業とは思えませんが
捕機の力も借りずに軽々と登ってきました。
今もなお現役として鉄路を駆ける180号機
これからもたくさんの笑顔を運んでもらいたいものです。
端正な姿 (磐越西線)

2021.4.11 JR磐越西線 喜多方ー山都
細身のボイラーと大きな3つの動輪を
春の優しい光に輝かせたC57
この角度が一番美しいと思わせる端正な姿は
まるでモデルと見まがうばかり。
桜の花のスクリーンの向こう側
かすかな煙の香とドラフトの音と残して
颯爽と走り去りって行きました。
桜の樹の下で (磐越西線)

2021.4.11 JR磐越西線 喜多方ー山都
遠くに名峰磐梯山を望む
満開の桜の樹の下で
SLばんえつ物語号を待つこと暫し
流麗なフォルムのC57180が
優雅な煙をたなびかせてやってきました。
うららかな春の陽ざしが降り注ぐ午後
長閑な時間が進んでいきます。
濁川桜並木 (磐越西線)

2021.4.11 JR磐越西線 喜多方ー山都
喜多方市内を流れる濁川
その河川敷にある濁川河川公園には
満開の桜が咲き誇っていました。
普段であれば遊歩道も見物客で賑わうところでしょうが
コロナの影響でしょうか人影もまばらでした。
来年はたくさんの花見客を迎える桜並木を
見てみたいと思います。
石川プール前 (弘南鉄道)

2021.1.08 弘南鉄道大鰐線 石川プール前-石川
「石川プール前」というユニークな駅名は
弘前市が運営する「温水プール石川」に由来いたします。
この温水プールは隣接する南部清掃工場の排熱を利用した、
とてもエコなスポーツ施設
6コースある25mプールと歩行用、幼児用のプールも備えているそうです。
雪原を行く電車もまた、省エネの代表選手
限りあるエネルギーは上手に使って行きたいですね。