【山川草木】鐵道紀行
全国各地のローカル線を中心に、季節の鉄道風景を撮影しています。
四万十を渡る (予土線)

2018.5.01 JR予土線 土佐昭和-土佐大正
四万十川最大の中洲である「三島」に架かる
第1三島橋沈下橋と第4四万十川橋梁。
沈下橋は、渡し船でしか往来出来なかった
中州にある水田へのアクセス改善のために造られ、
一方、鉄道橋は中州を一気に飛び越え、
隣の土佐大正駅まで直線的に結んでいます。
役割は違えど、どちらもおよそ50年選手
今日も地域を支え続けています。
端午の節句 (予土線)

2018.4.30 JR予土線 半家-十川
確かな記憶は無いですが
端午の節句に買っもらったであろう
「兜」が自宅にありました。
本当は、大空を舞う鯉のぼりが欲しかったのですが
当時はアパート暮らしのため叶わなかったでしょう。
鯉のぼりにしても兜にしても、
端午の節句を祝う両親の気持ちは
いつの時代も 同じなのだと思います。
四万十の休日 (予土線)

2018.4.30 JR予土線 江川崎-半家
GW前半の三連休の最終日
都会から遠く離れた西土佐の地は
観光地の混雑とは無縁です。
四万十川にかかる沈下橋では
人々が思い思いの休日を過ごしていました。
緩やかな川の流れと同じように様に
臨時列車の「しまんトロッコ号」も
ゆっくりゆっくりと進んでいきます。
鯉のぼりの川渡し (土佐くろしお鉄道)

2018.4.29 土佐くろしお鉄道 東宿毛-平田
GWになると、各地でさまざまなイベントが行われますが
中でも壮観なのが、川の両岸ロープを張って鯉のぼりを渡す
「鯉のぼりの川渡し」
四国の南端、ここ宿毛市では
松田川の対岸にある荒瀬山に向かって
多くの鯉が渡されます。
実行委員会の方々が集められた
たくさんの「鯉のぼり」
故郷愛がこもっている気がします。
夕暮れ時 (土佐くろしお鉄道)

2018.4.29 土佐くろしお鉄道 赤野-穴内
終日好天に恵まれた1日も
終わりを告げようとしている夕暮れ時
西の空は茜色に染まってきました。
沸き立つ雲はすでに夏の様相
宿でのビールが楽しみです。
緑と碧 (土佐くろしお鉄道)
カケル×ワタル (瀬戸大橋線)

2018.4.27 JR瀬戸大橋線 児島-宇多津
本州と四国を結ぶ連絡橋は3本(3ルート)ありますが、
その中で、鉄道併用橋は「瀬戸大橋」と呼ばれる
児島・坂出ルートだけになります。
10本もの橋を架けて本四を結んだ「瀬戸大橋」、
その巨大な構造物の前では鉄道車両も、まるでイモムシのよう。
夕凪の瀬戸内海をマリンライナーが
本州から四国へ渡っていきます。
時代を駆ける (予讃線)

2018.4.27 JR予讃線 海岸寺-津島ノ宮
年号が平成に変わったのは30年前
その前の昭和と呼ばれた時代に誕生した
名機EF65型電気機関車
寝台特急の牽引からコンテナ輸送へと
その役割は変わっても黙々を走り続け、
まもなく3つの目の元号を迎えることになりそうです。
スクエアで端整なスタイルと
旧国鉄色が美しい2139号機が
潮風を浴びながらやってきました。
鮮やかな花色 (予讃線)

2018.4.27 JR予讃線 鬼無-端岡
桜の花が散り、GWが近づくと
ツツジの花が美しい季節になります。
赤やピンク、白色の鮮やかな花色が
連休の家族連れや旅行者を
あちらこちらで迎えてくれるでしょう。
水面を渡る風も爽やかなこの季節
今年は四国に出かけてみました。
上月城俯瞰 (姫新線)

2017.08.30 JR姫新線 上月-佐用
上月城に登ってきました。
比高100m程度の尾根に築かれた城ですが
ここは出雲街道が播磨へ到る要衝の地。
戦国時代に織田勢と毛利勢が激しく奪い合った
激戦地として有名です。
眼下に望む佐用川の両岸にも
たくさんの兵が溢れていたことでしょう。
それから400余年
戦が幻だったかの様に
今は長閑な風景を見せていました。