【山川草木】鐵道紀行
全国各地のローカル線を中心に、季節の鉄道風景を撮影しています。
ゆらゆらと (紀州鉄道)
ヒルガオ (紀州鉄道)

2019.7.26 紀州鉄道 市役所前-西御坊
野に咲く朝顔の「ヒルガオ」
朝顔と同様、朝に開花しますが
昼になっても花がしぼまないことから、
そう呼ばれています。
そのヒルガオですが、夏の強烈な日差し受けて
さすがに花がしぼみ始めていました。
ジリジリと照り付ける暴力的な太陽は
しばらく主役の座に居座りそうです。
土用の丑の日 (紀州鉄道)

2019.7.26 紀州鉄道 市役所前-西御坊
土用の丑の日を翌日に控えて
うなぎ屋さんは大忙し。
お店の前の路上で焼くうなぎの香りが辺りに漂い
思わず食欲をそそります。
その煙が届きそうな列車の中からも
熱い視線が注がれていました。
陽が沈む頃に (阪神なんば線)

2019.2.26 阪神なんば線 伝法-福
早春の夕陽が沈む頃
昼間の暖かさがウソのように
あたりは冷え込んできました。
寒風渡る目の前の鉄橋を
勤め帰りの乗客を乗せて
電車が次々と通り過ぎていきます。
今日も1日、ご苦労様でした。
大河を架ける (阪神なんば線)
きさらぎ艶姿 (阪神なんば線)

2019.2.26 阪神なんば線 伝法-福
川沿いの土手を目指して歩いていると
なんとも艶っぽい梅の花が
目に飛び込んできました。
傾き始めた夕陽を浴びて
ほんのり紅く色づいた姿は
春の気配を色濃く感じさせます。
弥生三月はもうすぐそこです。
秋色オブジェ (加古川線)

2018.10.26 JR加古川線 比延駅
国鉄時代の末期、地方のローカル線では
利用者の少ない駅が次々と無人化され
荒れるに任せた駅が多かったように記憶しています。
そんな無人駅でしたが、昨今は地域の方々が
駅の清掃や手入れをボランティア行うようになり
管理され、利用されている駅が増えています。
ここ比延駅の小さな待合室も綺麗に清掃され
改札口の横にある一輪挿しには
栗や柿をあしらったオブジェが飾られていました。
駅の利用者は年々減少していると言われますが
地域との繋がりは強くなっているような気がします。
キハ06がよく似合う (加古川線)

2018.10.26 JR加古川線 比延駅
小生の本棚には 「シーナリィ・ガイド」という古い雑誌があります。
昭和30~40年代の駅や機関庫と言った鉄道施設などを中心に、
模型作りの参考になるような写真を掲載した内容ですが、
その中で「キハ06がよく似合う」という見出しで
晩秋の比延駅の写真が紹介されています。
その写真と見比べてみると
対面のホームはすでに草木に覆われ、
ホームは嵩上げされてはいますが、
大正13年の加古川線全通時に建てられた木造駅舎は
今も現役で残っています。
シーナリィ・ガイドに載っているような
戦前のディーゼルカーはもちろん運行されていませんが
昔と同じ1両編成で 新型の125系電車が静々とやってきました。
梅雨空 (近江鉄道:新八日市駅)

2016.07.12 近江鉄道 新八日市駅
7月も20日を過ぎて、学校は夏休みに入りました。
西日本では暑い日が続いていますが
関東・東北地方は不順な天気が続いていて
まだまだ傘を手放せない日々が続そうです。
猛暑は遠慮したいですが、夏の太陽が待ち遠しくなります。
大正ロマン (近江鉄道:新八日市駅)

2016.07.12 近江鉄道 新八日市駅
経営が厳しい地方鉄道においては
現存の設備や車両を、如何に長く使うかが重要な課題ですが
それ故、趣きのある古い駅舎に出会える機会に恵まれます。
ここ、新八日市駅の駅舎も大正11年に建てられたともの
駅舎2階は八日市鉄道の本社として使用されていた、由緒正しき駅舎です。
素敵な意匠と共に、壁面に絡まるツタが歴史を感じさせます。