【山川草木】鐵道紀行
全国各地のローカル線を中心に、季節の鉄道風景を撮影しています。
煌めく夜 (山手線)
田の神様 (東武鬼怒川線)

2021.11.25 東武鬼怒川線 大桑-大谷向
夕暮れ迫る栃木路をクルマを走らせて
SL大樹を追いかけてました。
目指す地点に着いたところで見つけた「田の神様」
冬は山の神、春は里におりて田を守り
豊作をもたらすとして信仰を集めています。
刈り取りを終えた田圃は今年は豊作だったでしょうか
収穫を終えた田の先を「大樹」が駆けて行きます。
大樹発車!(東武鬼怒川線)

2021.11.25 東武鬼怒川線 鬼怒川温泉駅
東武鉄道では2017年8月から下今市 - 鬼怒川温泉間で
観光列車「SL大樹」を運行しています。
在籍するSLはJR北海道から借り受けた「C11 207」と
真岡鐵道からの譲受機「C11 325」の2両で
浅草や新宿からやって来る観光客を喜ばせています。
本日の牽引機は二つ目玉の「C11 207」号機、
秋の観光シーズンも終わりに近い鬼怒川温泉駅から
本日最後の大樹が発車します。
枯葉の残照 (東武日光線)

2021.11.25 東武日光線 上今市-東武日光
秋も深まり11月も下旬になると
都心では美しい紅葉が見られるようになりますが
ここ日光ではすでにピークは過ぎてしまったようです。
落ち残った公園内の樹々の葉は
弱い日差しに照らされて、きらきらと光っていました。
カサカサと音を立てる枯れ葉達の音色に
足早にやって来る冬の気配を感じます。
新しい街を行く (東京モノレール)
船溜まりの表情 (東京モノレール)

2021.10.21 東京モノレール 浜松町-天王洲アイル
空港行のモノレールが「なぎさ通り」の上を越えると
車窓下に、釣り船の一群を見ることができます。
営業されている釣り船店に話によると、
東京湾内ではイシモチとかアジのような
やや小さ目の魚がよく釣れるそうです。
大都会東京のすぐ目の前で出来る魚釣り、
道具の貸し出しもあるようなので
一度楽しんでみたいと思います。
カルガモPJ (東京モノレール)

2021.10.21 東京モノレール 浜松町-天王洲アイル
田町オフィスビル街を抜けて、渚橋付近に来ると
運河の中に四角く区切られたススキが茂る一角があります。
これは運河の上に設置されたカルガモ用の人工巣で、
再開発などで数が減ってしまったカルガモを呼び戻す為の
「カルガモプロジェクト」により管理されています。
人工巣設置後はカルガモが戻って来ており、
多くの可愛いヒナも誕生しているそうです。
ほっこりとするお話で、心が温まりました。
ビル街を抜けて (東京モノレール)
Gradation (鹿島線)

2020.3.20 鹿島線 延方-鹿島神宮
見事なオレンジ色のグラデーションを残して
春の太陽が西の空に沈んで行きました。
春分の日、鹿嶋市の日没時刻は17:49
その1分後、時刻通りにやって来た普通列車が
茜色のカーテンをバックに鉄橋を渡ります。
夕刻に出会えた絶景は
1日の締めくくりに相応しい、素敵なシーンでした。
長い長い橋梁 (鹿島線)

2020.3.20 鹿島線 延方-鹿島神宮
遠くからカタガタと音を響かせながら
鉄橋を普通列車が渡ってきます。
茨城県の北浦に架かる「北浦橋梁」は
鹿島臨海工業地帯と首都圏を繋ぐ重要な橋梁
全長1236メートルの長い長い鉄道橋です。
鉄橋を渡り始めた列車を待つこと暫し
湖面が波立つ強風と青空の下、
普通列車が目の前にやって来てくれました。