【山川草木】鐵道紀行
全国各地のローカル線を中心に、季節の鉄道風景を撮影しています。
櫻めぐり (阿武隈急行線)
旧丸森線 (阿武隈急行線)
昼の始発電車 (弘南鉄道)

2021.1.08 弘南鉄道弘南線 弘前東高前駅
雪と強風の影響で、運転を見合わせていた弘南線も
お昼過ぎにやっと動き出しました。
しかし、やって来た始発電車に乗り降りする乗客はなく
雪のホームに足跡が付くことはありません。
次の駅を目指して走り去る電車を
綿帽子を被ったホーム上屋が静かに見送っていました。
白と銀色の世界 (弘南鉄道)

2021.1.08 弘南鉄道大鰐線 石川-石川プール前
昨夜来の暴風雪で運休となっていた大鰐線も
午後になって運転再開となりました。
降り積もった雪は田圃を白く覆い隠し
背後の小山も銀色に彩色しています。
青い空が広がる白と銀色の世界
ステンレス車体の7000系電車が
その中に溶け込むようにやって来ました。
石川プール前 (弘南鉄道)

2021.1.08 弘南鉄道大鰐線 石川プール前-石川
「石川プール前」というユニークな駅名は
弘前市が運営する「温水プール石川」に由来いたします。
この温水プールは隣接する南部清掃工場の排熱を利用した、
とてもエコなスポーツ施設
6コースある25mプールと歩行用、幼児用のプールも備えているそうです。
雪原を行く電車もまた、省エネの代表選手
限りあるエネルギーは上手に使って行きたいですね。
雪原の上を (北上線)

2021.1.05 北上線 ゆだ錦秋湖-ほっとゆだ
北上川の支流である和賀川を堰き止め造られた錦秋湖
今年は例年にない豪雪だそうで
結氷した湖の上は分厚い雪に覆われています。
その錦秋湖上に架かるのは美しいトラス構造と
真っ赤な塗装が印象的な第2和賀川橋梁
赤と白とのコントラストに見惚れているうちに
時刻通りにやってきた下り列車は
控えめな走行音を残し、静かに走り去っていきました。
国境の峠 (田沢湖線)

2018.2.12 田沢湖線 田沢湖-志度内信号場
国境(くにざかい)の峠は、日本各地にありますが
奥羽山脈上にある仙岩峠もそのひとつ
古くは盛岡藩と久保田藩を隔てる厳しい要害であり
戊辰戦争時には「秋田戦争」の舞台のひとつにもなりました。
現在でも、2つの信号場と隋道が連続するこのあたりは
携帯電話の電波も届きにくく、まさに北国の難所。
雪景色の中、田沢湖駅を発車した秋田新幹線が
山々に吸い込まれる様に、静かに走り去って行きます。
北東北一途 (奥羽本線)

2018.2.11 奥羽本線 石川-大鰐温泉
降りだした雪の中をやって来た「特急つがる」
2000年の特急「スーパーはつかり」として登場して以来18年間
北東北の都市間を結ぶ特急として活躍しています。
しかしながら、交流区間専用機の為か
現在使用されているE751系は4両×3編成のみ
小さな所帯ではありますが、
青森-秋田間の地方都市と結ぶ重要な役割を担って、
今日も元気に駈けて行きます。
「それカラ」 (石巻線)

2017.9.22 JR石巻線 前谷地-涌谷
撮影場所を決めて、三脚にカメラを載せて、
絞り・SS・感度・AFを設定し、列車を待つこと暫し・・・・
やって来た貨物列車は10両全て「空コキ」でした。
コンテナが一個も載っていないので
なんだか清々しささえ感じます。
期待した絵ではなかったですが
それはそれで、秋の日の思い出になりました。
長雨去りて (石巻線)

2017.9.22 JR石巻線 前谷地-佳景山
台風の影響でここ10日間は雨ばかりでしたが
今日の午後からは風は強いもの、秋晴れの空が広がりました。
やはり青空はいいですね。
雨空に写欲も湧かず、家に籠もっていましたが
今週末は紅葉を探しに出かけてみようと思います。