【山川草木】鐵道紀行
全国各地のローカル線を中心に、季節の鉄道風景を撮影しています。
消え去るモノ (肥薩線)

2011.11.04 JR肥薩線 人吉-西人吉
JR九州が保有する8620形の58654号機について、
2023年度限りで運行を終了すると発表されました。
大雨による災害や利用者減による減便など
明るいニースが少ない鉄道界隈ですが
JR九州もSLを運行する余裕がなくなってしまったようです。
形あるモノはいずれ無くなるとは言え
やはり寂しい気持ちは隠せませんね。
矢岳に挑む (肥薩線)

2017.11.25 JR肥薩線 吉松-真幸
川内川の畔に開けた鉄道の街「吉松」
定時に発車した「いさぶろう・しんぺい号」は
山裾を縫って急激に高度を上げ、厳しい矢岳越えに臨みます。
蒸気時代比べ楽になったとはいえ
俯瞰で見下ろすと、その厳しさが実感できます。
今から百年以上も前に、この難所に鉄道を通し
近代日本を作り上げた先人達に偉業に
敬服するしかありません。
齢百十四歳 (肥薩線)

2017.11.25 JR肥薩線 大隅横川駅
1903年の開業以来、百十四年
大隅横川の駅舎は今も現役で使用されています。
漆喰の壁に木の支柱、一枚板のベンチと
ノスタルジックな雰囲気な駅本屋ですが
ホーム側の庇を支える柱には
機銃掃射で撃ち抜かれた痕跡が今も残っています。
さまざまな苦難を乗り越えて、今に至る木造駅舎
これからも、末永く活躍してもらいたいと思います。
大銀杏 (肥薩線)

2017.11.25 JR肥薩線 西人吉-人吉
11月下旬に訪れた南九州
南国の秋はゆっくりとやってきます。
まだ青々と茂った木々が目立つ中
線路脇に鮮やかな黄色の大銀杏を見つけました。
やって来た真っ赤な「いさぶろ・しんぺい号」は20分遅れ
銀杏の樹とともに、遅い秋色を奏でて走り去っていきました。
やませみ何処 (肥薩線)

2017.11.24 JR肥薩線 鎌瀬-瀬戸石
JR九州 の観光列車「かわせみ やませみ」
もんたけは鉄道写真を撮る傍ら
近所で野鳥の撮影も楽しんでいますが、
まだ、「やませみ」には出会ったことがありません。
山地の渓流や池などが彼らの生息地
ゆったりとした球磨川の流れを眺めていると
本物の「やませみ」が翔んで来そうな気がします。
90歳、奮闘中
雲海を望む

2011.11.04 JR肥薩線 大畑-矢岳
峠の途中にある大畑駅を望む場所からは、遠く人吉盆地を望むことができます。
撮影当日、少し冷え込んだ影響からか、盆地の上に薄く雲が残っていました、
晴れていればまた絶景なのでしょうか、曇り気味の天気も悪くありません。
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