【山川草木】鐵道紀行
全国各地のローカル線を中心に、季節の鉄道風景を撮影しています。
季節の進み (しなの鉄道)

2016.8.26 しなの鉄道 信濃追分-御代田
今年の夏は、お盆が過ぎてもなかなか涼しくならず、
日中は厳しい暑さが続いていますが、
それでも夕方は心なしか、涼しくなってきたようにも感じます。
気付かぬうちに、いつの間にか日暮れの時間は短くなり
陽の光の力強さも、幾分柔らかくなってきました。
まだまだ残暑厳しき日々が続きますが
元気に夏を乗り切って行きたいですね。
ハレとケ (しなの鉄道)

2023.8.04 しなの鉄道 上田駅
長野駅を出発した「ろくもん」車内での食事が終わる頃、
列車は上田駅に到着し、後続の普通列車に道を譲ります。
窓辺には置かれたスタンドライトで淡く照らされた室内は、
いつもと違う特別な「ハレ(晴れ)」の世界に対して、
窓の外の景色は、いつもの日常の「ケ(褻)」の世界です。
普段では味わえない特別な雰囲気を楽しみながら
終着の軽井沢まで、列車の旅は続きます。
WINEと地酒 (しなの鉄道)

2023.8.04 しなの鉄道 長野駅
3両編成の観光列車「ろくもん」ですが、
2号車にあるサービスカウンターの前には
長野県産のワインや地酒がディスプレイされています。
車内でこれらのワインや地酒を注文し、
千曲川や浅間山など沿線の景色を楽しみながら
グラスを傾けることができます。
列車の揺れに合わせて、飲むワインはまた格別
ほろ酔い加減も旅情を高めてくれます。
粋な演出 (しなの鉄道)

2023.8.04 しなの鉄道 長野駅
長野駅に入線してきた観光列車「ろくもん」
ホームではアテンダントの方が法螺貝を吹いて
列車の到着を知らせてくれます。
これは沿線の上田市を居城とした戦国大名の真田氏が
出陣の際に、法螺貝を吹いたとされる事にちなんで
行っているそうです。
法螺貝の音に、これから乗車する乗客達も
スマホやカメラを取り出して写真をパシャリ、
粋な演出に旅行気分も盛り上がります。
旅の楽しみ (しなの鉄道)
向日葵咲く (しなの鉄道)

2022.8.10 しなの鉄道 御代田-平原
真夏を代表する花と言えば
大輪の黄色い花を咲かせる
向日葵(ひまわり)が挙げられます。
太陽の動きにつれて花が回ることから
名付けられた名前ではありますが、
太陽を追って動くのは
生長が盛んな若い時期だけだそうです。
鮮やかな向日葵の花が咲く夏の日々ですが
暑さ厳しき折、ご自愛の上お過ごし下さい。
冬支度 (しなの鉄道)

2022.12.21 しなの鉄道 信濃追分-御代田
葉を落として冬支度を済ました木々の向こうに
薄化粧の浅間山を望む場所へ足を運びました。
気温は低いけれども積雪は少ない軽井沢、
日本海側での大雪にも関わらず
ここでは地面に雪が少し被る程度です。
冬らしい風景が広がる12月の軽井沢
これから冷え込みが厳しい季節がやって来ます。
真夏の記憶 (しなの鉄道)

2022.8.10 しなの鉄道 御代田-平原
お盆を過ぎた辺りからでしょうか
朝晩は少し涼しくなった今日この頃。
照り付ける太陽に肌を焦がしながら
向日葵の撮影に出かけた夏の日が、
懐かしく想い出されます。
とは言え、9月は厳しい残暑が待っている事でしょう。
体に気を付けて過ごしたいですね。
静かに現る (しなの鉄道)
借景 (しなの鉄道)

2021.8.06 しなの鉄道 信濃追分-御代田
日本庭園における造園技法のひとつに
「借景」というものがあります。
庭園外部にある山や樹木などの自然物等を、
背景として取り入れて一体化させたものですが
鉄道沿線でも「借景」となっている場所を見かけます。
手前の樹々と、よく手入れされた芝生に庭の先に
鉄道の築堤と浅間山を望む景色の中を
115系がモーター音を轟かせて走り去っていきました。