【山川草木】鐵道紀行
全国各地のローカル線を中心に、季節の鉄道風景を撮影しています。
仁多米の里 (木次線)

2022.5.16 JR木次線 出雲八代-出雲三成
仁多米(にたまい)とは奥出雲の仁多郡で収穫される
コシヒカリの産地ブランドで
国内のコンクールで何度も金賞を受賞しています。
昔ながらの棚田でたっぷりと太陽を浴び、
大きな寒暖差とミネラル豊富な水に恵まれて、
「東の魚沼コシヒカリ、西の仁多米」
と呼ばれる美味しいお米が育ちます。
訪れた季節は5月の中旬、
線路から見下ろす棚田には一面に水が張られ
田植えを待つばかりになっていました。
神話の舞台 (木次線)

2022.5.16 JR木次線 亀嵩-出雲三成
三井野原駅付近で分水嶺を越え
三段スイッチバックを下ってきた列車は
亀嵩-出雲三成間では斐伊川に沿って走ります。
出雲神話のヤマタノオロチ自身とも言われる斐伊川は
有史以来より幾度も氾濫を起こし、
下流に甚大な被害をもたらしていました。
ダム建設等の治水が進んだ現代においても
狭い川幅と荒々しい川底が
暴れ川の片鱗を覗かせています。
タイムスリップ (木次線)

2022.5.15 JR木次線 八川駅
使い込まれた出札所の木製カウンターと
そこに掲げられた青色のホーロー看板、
そこからホームへと繋がる木製の改札口
典型的な昭和の木造駅舎である八川駅は
現在は簡易委託駅となっているようですが
待合室の手入れは行き届いています。
昨今は利用者が極端に減少し、
到着した列車へ乗る人も降りる人も居ませんでしたが
何時までも綺麗な姿を保ってもらいたいと思います。
築堤上の奮闘 (木次線)

2022.5.16 JR木次線 八川-出雲坂根
八川駅を出た列車が出雲坂根駅に掛かる頃
ディーゼルカーはエンジンを震わせて、
ゆっくりと勾配を登っていきます。
この先には三段スイッチバックと
おろちループ橋を見下ろす名所が待っています。
久しぶりに晴れ渡った五月晴れの空に
赤い車体が映えていました。
二十余年の歴史 (木次線)
藤の花咲く頃 (木次線)

2022.5.16 JR木次線 油木-備後落合
油木駅を過ぎた山間いの線路脇に
立派な藤の花が咲いていました。
5月の連休の頃が見ごろとなる藤の花も
冷涼な気候のこの辺りでは
連休が終わった5月の中旬が見頃の様です
しだれ咲く淡い紫色の花の傍を
タラコ色の列車が通過して行きました。
深山幽谷の地 (木次線)
夏休みがやってくる (木次線)

2011.07.28 JR木次線 油木-備後落合
青い空と緑の水田、入母屋屋根の農家を見ると、
何故か夏休み想像してしまいます。
田舎のおじいちゃんとおばあちゃんは、
今年も孫を訪問を楽しみに待っていることでしょうか。
強い夏の太陽の下、子供たちには元気に駆け回って欲しいものです。
スイッチバックを行く (木次線)

2011.07.28 JR木次線 出雲坂根-三井野原
出雲坂根に到着した「奥出雲おろち号」が
スイッチバックで進行方向を変えて、
急坂を登って行きます。
これからとループ橋が控える沿線最大の見せ場に向けて
中国山地の奥深くへと消えていきました。
昭和の残像 (木次線)

2011.07.28 JR木次線 木次駅
木次駅の南側には古い木造の建物が残っています。
昭和の時代にはどこでも見られたこれらの建物も
今ではすっかり見かけなくなりました。
強い日差しの下を黒光りした蒸気機関車ではなく、
ピカピカのイベント列車が発車していきます。
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