【山川草木】鐵道紀行
全国各地のローカル線を中心に、季節の鉄道風景を撮影しています。
潮騒とアーチ橋 (土讃線)

2018.4.29 JR土讃線 安和-土佐新荘
安和駅の東にある領地地区には
美しいアーチを持つ第二領地橋梁があります。
波打ち際の斜面に弧を描いて架かるこの橋梁は、
潮風による耐食性と鋼材不足を克服するため
鉄筋コンクリートのアーチ構造が用いられたそうです。
昭和13年に建設されて以来、80年間
走る列車はSLからアンパンマン列車へと変りましたが、
潮騒の音を聞きながら、鉄路を支え続けています。
枇杷が成る頃 (土讃線)

2018.4.29 JR土讃線 安和駅
高知県須崎市にある安和地区は
温暖な気候を活かして枇杷(びわ)が栽培されています。
ひとつひとつ丁寧に袋を掛けられた枇杷の実は
まるで大きな花が咲いているよう。
5月下旬が旬の時期
甘くて濃厚な枇杷が全国に出荷されます。
鉄橋の駅 (土讃線)

2018.4.28 JR土讃線 土佐北川駅
川の上に架かる鉄橋上にホームがある駅は全国に5箇所
そのうちJRの駅は保津峡駅と、ここ土佐北川駅になります。
穴内川の真上に作られたホームの両側には
美しいトラス構造の鉄橋を内側から見ること
ちょっと異空間入り込んだ様です。
夕暮れ近い静寂の中をヘッドライトを光らせた特急列車が
ゴォゴォ と音を響かせて通過していきました。
緑深き駅で (土讃線)

2018.4.28 JR土讃線 坪尻駅
香川県と徳島県を隔てる急峻な阿讃山脈の中に
一面の緑に包まれた坪尻駅があります。
正午を少し過ぎた頃、阿波池田行きの 4231D は
一旦引き上げ線に入線した後、バックにてホームに進入し
特急列車の通過待ちをします。
列車交換が行われるのは1日に2回だけ
山間の小駅に静かな待ち時間が流れます。
本領発揮 (土讃線)
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